か
表現
コピーライティング
Copywriting
ブランドの姿勢を言葉に翻訳する技術。売る文句であると同時に、判断基準を一行に凝縮する設計行為でもある。
意味
コピーライティングは、ブランドの姿勢や価値を、言葉に翻訳する技術である。商品を売るための文句であると同時に、伝えたいことを凝縮して一行に落とし込む設計行為でもある。
良いコピーは、単に上手い言い回しではない。何を言い、何を言わないかを選び取る判断が背後にあり、その取捨選択そのものが、ブランドの立ち位置を映し出す。
言葉は、書体や色と並ぶ表現の要素であり、声のトーンを担う。同じ内容でも、選ぶ語彙やリズムによって、ブランドの人格は大きく変わって伝わる。
成り立ち
「コピー」は広告文を指す業界用語で、それを書く技術がコピーライティングと呼ばれてきた。二十世紀の広告産業の発展とともに専門職として確立し、以後、広告に限らずブランドの言葉全般を設計する営みへと広がった。特定の個人に帰されるものではない。
使いどころ
実務では、コンセプトやトーン&ボイスを踏まえたうえで、媒体や場面に応じた言葉を編んでいく。タグラインのような長期の一行から、日々の細かな文言まで、一貫した声で書くことが求められる。
注意したいのは、目を引くことだけを狙うと、ブランドの人格から浮いた言葉になりやすい点である。伝わりやすさと「らしさ」の両立が、良いコピーの条件になる。
参考・出典
Highlite 編集部(2026) 「コピーライティング」をめぐる用語ノート