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戦略
USP(ユニークセリングプロポジション)
Unique Selling Proposition
競合にはない自社独自の強み。価格・機能・体験・文脈の四層で分解すると、陳腐化しにくい強みが見える。
意味
USP(ユニークセリングプロポジション)とは、競合にはない自社独自の強みを、顧客に対する明確な提案として言い表したものである。「なぜ他ではなくこれを選ぶのか」への答えを、一点に絞って示す考え方といえる。
価格・機能・体験・文脈といった層に分解して捉えると、模倣されやすい強みと、そうでない強みが見分けやすくなる。機能や価格の優位は追随されやすいが、体験や文脈に根ざした独自性は陳腐化しにくいとされる。
ポジショニングと近い関係にあり、市場のなかで占める独自の席を、顧客への提案の言葉へと翻訳したものと捉えることもできる。
成り立ち
USPは、広告実務家のロッサー・リーブス(Rosser Reeves)が広告論のなかで提唱した概念である。広告は一つの明確な便益を、競合が言えない形で、繰り返し訴えるべきだ、という主張を核として定式化された。
使いどころ
「わが社のUSPは何か」といった形で、差別化の核を一言に絞る場面で用いられる。あれもこれもと強みを並べるのをやめ、顧客にとって意味のある独自の一点へ収束させる際の問いとして機能する。
参考・出典
Rosser Reeves(1961) Reality in Advertising
Highlite 編集部(2026) 「USP」をめぐる用語ノート