戦略

セグメンテーション

Segmentation

市場を意味のある固まりに分ける作業。誰に向けるかを決めるターゲティング・ポジショニングの前段になる。

意味

セグメンテーションは、市場を意味のある固まりに分ける作業を指す。全員を一様に扱うのではなく、ニーズや属性の近い集団へ切り分けることで、誰に向けるかを判断できる状態を用意する、戦略の前段にあたる。

分け方には、年齢や地域といった属性のほか、行動や求める価値による切り口がある。どの軸で分けるかによって見えてくる集団が変わるため、意味のある違いが浮かぶ軸を選ぶこと自体が判断の質を左右する。

分けること自体が目的ではなく、狙う相手を選ぶための下ごしらえである。切り出した固まりの中から誰に深く向き合うかを決める次の判断へ、意味のある単位を渡せてはじめて役目を果たす。

成り立ち

セグメンテーション(Segmentation)→ターゲティング(Targeting)→ポジショニング(Positioning)と続くSTPの枠組みの第一段として整理された。マーケティングの古典的な整理として教科書で一般化し、市場を捉える基本手順のひとつとして広く共有されている。

使いどころ

限られた資源をどこへ向けるかを決める前段として用いられる。全方位に働きかけるのをやめ、意味のある集団へ市場を分けることで、続くターゲティングとポジショニングの判断に足場を与える。

実務では、分けた集団のどれを狙うかというターゲティングと、その中でどう位置取るかというポジショニングまでを一続きで考える。分けること自体を目的にせず、選ぶための準備として扱うのが要点になる。

参考・出典

Philip Kotler ほか(1967) Marketing Management
Highlite 編集部(2026) 「セグメンテーション」をめぐる用語ノート
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