な
測定
二次的想起
Secondary Recall
手がかりを示されて初めて思い出される想起。純粋想起(一次的想起)に対し、助成された認知の段にあたる。
意味
二次的想起とは、選択肢やヒントを与えられて初めて「ああ、それも知っている」と気づく形の想起を指す。手がかりなしに自ら名を挙げる純粋想起(一次的想起)に対し、助けられて呼び起こされる段にあたる。
この区別は、認知の「深さ」を測るために用いられる。純粋想起できるブランドほど心の中で優位にあり、二次的想起にとどまるブランドは、その場面で真っ先には思い浮かばない位置にいると読める。
実務では、両者を測り分けることで自ブランドの立ち位置を診断する。二次的にしか想起されないなら、想起の入口をどう広げ、純粋想起へ引き上げるかが課題になる。
成り立ち
想起の測定では、手がかりなしの純粋想起(unaided recall)と、選択肢を示す助成想起(aided recall/recognition)を区別する枠組みが用いられてきた。二次的想起はこのうち助成された想起にあたる整理で、ブランド認知の深さを測る指標として実務に定着している。
使いどころ
使いどころは、認知調査で自ブランドの想起の質を診断する場面である。純粋想起と助成想起の差を見ることで、名前は知られていても場面で思い出されにくい、といった弱点が浮かび上がる。調査設計では、提示する手がかりの与え方が結果を左右する点に注意したい。
参考・出典
Highlite 編集部(2026) 「二次的想起」をめぐる用語ノート