測定

ザイオンス効果

Mere Exposure Effect

接触の回数が増えるほど、その対象への好意や親しみが高まりやすいとされる心理的傾向。

意味

ザイオンス効果とは、ある対象に繰り返し触れるほど、その対象への好意や親しみが増しやすいとされる心理的な傾向である。単純接触効果とも呼ばれる。

はじめは何とも思わなかった広告や人物でも、何度も目にするうちに親近感が生まれることがある。理解が深まるからというより、見慣れること自体が好意につながると説明される。

ただし効果は無限ではなく、飽きや反発を招く場合もあるとされる。もともと嫌悪の対象では、接触がかえって印象を悪くすることもある。

成り立ち

この効果は、心理学者ロバート・ザイアンス(Robert Zajonc)による単純接触に関する研究で広く知られるようになった。日本語では研究者名にちなみザイオンス効果と呼ばれる。

単純接触効果(mere exposure effect)という呼称は、特別な意味づけがなくても接触の反復だけで好意が生じうる点を強調したものである。

使いどころ

ザイオンス効果は、広告の反復露出や継続的な接点づくりの根拠として語られることが多い。認知や好意を積み上げる発想と結びつく。

接触の量だけでなく質や文脈も影響するため、単純な露出増加を万能視せず、飽きや逆効果への配慮とあわせて論じられる。

参考・出典

Highlite 編集部(2026) 「ザイオンス効果」をめぐる用語ノート
← 用語集の一覧へ