た
戦略
デザイン思考
Design Thinking
利用者への共感を起点に、観察・発想・試作・検証を反復しながら課題の解決策を導いていく思考法。
意味
デザイン思考とは、デザイナーの発想や進め方を、製品やサービスに限らず事業や組織の課題解決へ応用しようとする思考の枠組みを指す。利用者を深く観察して共感し、そこから問いを立て直し、手を動かして試作と検証を繰り返す点に特徴がある。
正解を先に定めて計画通りに進めるのではなく、小さくつくって試し、学びながら方向を調整していく点で、分析中心の進め方とは異なる。曖昧で答えの見えにくい課題に向き合うときの態度と手順を束ねた総称として使われる。
成り立ち
デザインの発想法を経営や社会課題へ広げる考え方として整理され、デザインコンサルティング企業IDEOやスタンフォード大学のd.school(Hasso Plattner Institute of Design)を通じて普及した。IDEOのティム・ブラウンによる論考も広く参照される。
使いどころ
新規事業や既存サービスの改善で、利用者の実態が見えにくいときの初期アプローチとして用いる。ブランドの文脈では、送り手の都合ではなく受け手の体験を起点に価値を組み立て直す姿勢として参照される。
参考・出典
Highlite 編集部(2026) 「デザイン思考」をめぐる用語ノート