な
インナー
内発的動機づけ
Intrinsic Motivation
報酬や罰ではなく、活動そのものへの興味や充実感から生じる動機。ブランドへの自発的な共感や関与を支える。
意味
内発的動機づけとは、金銭や評価といった外からの報酬ではなく、活動それ自体への興味・楽しさ・意義から湧き上がる動機を指す。反対に、報酬や罰によって行動を促すものを外発的動機づけと呼ぶ。
ブランドの文脈では、従業員が「このブランドに関わることそのものが誇らしい」と感じる状態が、内発的な関与にあたる。指示や報奨で動く関与よりも、持続しやすく質の高い行動を生むとされる。
顧客の側でも、ブランドへの自発的な愛着や推奨は内発的な動機に支えられる。強制されずに語りたくなる関係こそが、深いロイヤルティの土台になる。
成り立ち
内発的動機づけは、心理学の動機づけ研究で外発的動機づけと対比して整理されてきた概念である。自律性・有能感・関係性への欲求を核とする自己決定理論(デシとライアン)を通じて広く知られるようになり、組織やブランドの関与を論じる際にも援用されている。
使いどころ
使いどころは、インナーブランディングやロイヤルティ設計を考える場面である。報奨で行動を釣るのではなく、意義や自律性を感じられる環境をどう整えるかという問いに結びつく。外発的な報酬を強めすぎると、かえって内発的な動機が損なわれる場合がある点に注意したい。
参考・出典
Highlite 編集部(2026) 「内発的動機づけ」をめぐる用語ノート