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News · フェーズ別2026.07.05

見えない技術を、誰に届けるか——ディープテックの創業期ブランディング

先端技術ほど、凄さの説明よりも「誰の何を、なぜ変えるのか」の翻訳が先に要る。創業期のブランディングは、資金調達や採用の土台をつくる経営の初期投資だ。

目次
  1. 創業のごく初期から、旗を立てる
  2. と、いうことで。

— 01 —創業のごく初期から、旗を立てる

MOFという聞き慣れない技術がある。金属と有機分子を組み合わせた多孔質の材料で、2025年のノーベル化学賞にもなった領域だ。その社会実装に挑む東大発スタートアップ・MOFgraphyの創業期に、外部のブランディング支援が入った。まだ製品も市場も固まりきらない創業のごく初期から、ブランドの設計が動いている点に注目したい。

ディープテックの多くは、技術そのものは世界水準でも、その価値が外からは見えない。何がどう画期的なのかは、専門家以外には伝わらない。だからこそ、技術を「誰の何を変えるか」という意味へ翻訳する作業が要る。ここでのブランディングは、製品が売れ始めてからの化粧ではなく、事業の立ち上げと同時に走らせる初期投資として置かれている。

先端技術の話を聞くと、つい「すごさ」から説明したくなるんですよね。でも本当に刺さるのは「誰の何が、なぜ変わるのか」のほう。ここを翻訳しきれるかで、その後の採用や資金調達までけっこう変わってくる気がします。

— 02 —と、いうことで。

この記事を読んだあなたが、まず今日試したいのは、自社の技術や商品の説明を一度声に出して読み、機能の列挙から入っていないかを疑ってみることだ。「何ができるか」で始まっていたら、そこを誰の何が変わるかから語り直してみる。スペックは、それが誰のどんな困りごとを解くのかとセットになって、初めて意味を持つ。

これは創業期に限った話ではない。新規事業でも新商品でも、実体を作ることと、その意味を外へ翻訳することを別々の工程として後先にしないでほしい。両輪で同時に回して初めて、良いものが正しい相手に届く。まずは自社の一番の売りを、投資家でも採用候補でもない「最初の顧客」に伝わる一文へ書き換えることから始めよう。

◆ 経営がここから判断すべきこと
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NOROSHI、MOFの社会実装に挑む東大発スタートアップ・株式会社MOFgraphyの創業期ブランディングを伴走支援
時事ドットコム
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