か
表現
カラーパレット
Color Palette
ブランドが用いる色の体系。主色・副色・使用比率まで定めることで、見た瞬間に「らしさ」が伝わる。
意味
カラーパレットは、ブランドが用いる色をひとつの体系として定めたものである。単に「好きな色」を並べるのではなく、主色・副色・補助色といった役割と、それぞれの使用比率までを取り決める点に本質がある。
色は言葉より速く伝わる。ロゴを読む前に、まず色が目に入り、印象の方向を決める。だからこそ、どの接点でも同じ配色に出会えることが、見た瞬間の「らしさ」を支える。
パレットには、印刷とデジタルで色がずれないよう、色値の指定も含まれる。多様な媒体に展開しても同じ色に見えることが、一貫性の前提になる。
成り立ち
「パレット」は元来、画家が絵具を配置し混ぜ合わせる板を指す言葉である。そこから、あらかじめ選ばれた色の集まりという意味へと広がった。ブランド運用で色を体系化する発想は、視覚識別(VI)の整備とともに一般化したもので、特定の個人に帰されるものではない。
使いどころ
実務では、主色を軸に副色・補助色を定め、背景と文字の組み合わせや使用比率まで規定する。これにより、担当者が変わっても配色のばらつきを抑えられる。
注意点として、色の見え方は媒体や環境で変わる。可読性やアクセシビリティ、文化ごとの色の含意まで考慮して選ぶことが、長く使えるパレットの条件になる。
参考・出典
Highlite 編集部(2026) 「カラーパレット」をめぐる用語ノート